パソコン教室で開業独立!現役オーナーが語る本当の話

2020年1月14日

パソコン教室を開業・起業をするなら、一番良いフランチャイズを選ぶことが大切!

(2020/01/14)パソコン教室を十数年も経営してきて、結構うまくやってきているオーナー、本間聡です。今までいろいろなことがありました。最初は儲からなくて苦労しましたし、最初に加盟したフランチャイズはどうしようもなくて、個人経営に切り替えてからも苦戦続き。

やっと今、新しいフランチャイズに加盟して経営が安定してきました。パソコン教室フランチャイズのスタディPCネットっていうパソコン教室チェーンですが、やっとまともなフランチャイズを見つけたという感じです。そんな僕が語る、パソコン教室を開業するにあたっての本当の話。まじめな経験談なので、ぜひ読んでみて下さい。

パソコン教室は今が狙い目って本当?

実は今、パソコン教室はじわじわと盛り上がっています。なぜなら、スマートフォンやデジタルカメラやSNSの普及により、社会人だけでなくシニア層や主婦層までパソコン教室に通うようになったからです。

特にシニア層は今後増え続ける年齢層。パソコンを覚えたくても、家族で教えてくれそうな人がいない。息子に聞こうとしても、「教えるのは面倒だから覚えないでいいよ」を言われる始末。

確かに自分が使うのと教えるのはまったく別。特におじいちゃんやおばあちゃん、お父さんやお母さんにパソコンやスマートフォンを教えるのは根気が要ります。息子さんの言うこともごもっとも。

そこで出番なのがパソコン教室。気兼ねなく何度も質問できますからね。それでパソコン教室は再び人気が出てきています。

個人事業主じゃダメ?フランチャイズはお金がかかる

個人事業主とフランチャイズの両方を経験した私の意見では、完璧にフランチャイズ推しです。むしろフランチャイズに加盟していないと現在のパソコン教育業界では生きていけません。

個人事業主と言っても、ほとんどがどこかの会社の教材を使わざるを得ません。市販されている書籍だけでパソコン教室はできませんから。

個人事業主に教材を販売してくる会社はほとんどどこかの教材のパクリ。それを高値で売ってきます。最初は生徒数に合わせて安く提示してくるので「安い!」と感じてしまいますが、計算すればわかること。生徒が増えれば納める金額も比例するシステムなので儲かるはずがありません。

フランチャイズなら利益が出るように計算されていて、生徒が増えたら2教室目3教室目と開校できるようになっています。足元を見てたかってくる教材屋よりも、共存共栄を主としたフランチャイズのほうが利益が出やすいですし、コストも安く済みます。

生徒の対象の主役はシニア層!次に主婦

パソコン教室の生徒の主役はシニア層。引退したシニアの方は、パソコン教室を学びの場としての他に、コミュニケーションの場としても利用するんです。

先生とはもちろん、他の生徒の方と仲良くなり、一緒にデジカメで桜を撮影しに行ったり、帰りにちょっと飲みに行ったり。パソコン教室主催で生徒と一緒にバス旅行に行く教室も多くあります。

だからシニア層は辞めないんです。卒業が無い。パソコン教室でパソコンやSNSを覚えると認知症の予防としては最高ですし、同じシニア層が集まるパソコン教室はオアシスなんですね。月謝もそれほど高くない。次に、主婦層も増えています。子供や家族が返ってくる夕方までの間、パソコンを学びます。家庭でもパソコンは必要ですし、趣味でも活躍します。また再就職やアルバイトなどでパソコンを使った職に就きたいという方もいます。

後は、学校で教えなくなったパソコンを子供に学ばせたいという親御さんが、夕方や土日に通わせるケースも多いですね。

パソコン教室は儲かるのか?その疑問に答えます。

パソコン教室のほとんどは個人経営。先生は1名の場合もありますし、雇用して2~3名の場合もあります。この、個人経営っていうのがポイントなんです。その土地でパソコン教室に来られるお客様の数は安定しています。月謝の相場も決まってきます。となると、やはりコストが問題になるんです。僕がスタディPCネットに出会ってから、安定して利益が出せているのも、とてもコストパフォーマンスが良かったからです。必要な教材や宣伝や、ノボリやチラシなどの販促物も充実しているにも関わらず、ロイヤリティが安かったんです。最初に加盟したフランチャイズは、ロイヤリティが8万5千円。さらに売上の1割を支払わなくてはなりません。教材やテキストの購入も高く、その割に何も相談に乗ってくれませんでした。ただただチラシのポスティングをしろとだけ言われてたんです。今ではロイヤリティが半分以下で、テキストの仕入れが安く、テキストの販売益だけでロイヤリティの大半が支払えてしまいます。つまりテキストを販売する代わりに、教材の利用やロイヤリティを免除してもらっているようなもの。つまり、フランチャイズの良し悪しによって、毎月10万円以上出費が変わってくるんです。たかが10万円、されど10万円。個人経営の店舗で、コストが10万円以上違うっていうのは大きなことです。店舗が赤字になるか黒字になるか、左右されるんです、たかが10万円で。パソコン教室は儲かるのか?これは、フランチャイズ選びと、戦略の2つによります。戦略に関してはこれから語りたいと思います。

フランチャイズに加盟しないとダメなの?独自のパソコン教室は?

考えてもみてください。個人で何ができますか?まず、講座を作らなくてはなりません。パソコン初級講座とか、エクセル2016習得講座とか。ソフトウェアのバージョンでも変わるので、数十個の講座を用意します。そんなの個人で用意できますか?数個の講座だけだったら、すぐに学習が終わっちゃいますよ。パソコン教室の講座って、内容が少しづつ変わるんです。ウィンドウズやワードも、少しづつ画面や機能が変わっていきます。SNSなんか変化が早過ぎます。そのスピードに付いて行けますか?あと、貴重な収入源になるテキスト販売。そのテキストをどこで調達するか。本屋で買ってきます?もしくはAmazonで注文しますか?それだと利益出ないでしょう。僕も独自のパソコン教室を短期間ですが経験しました。無理ですね。商売ですから売り物が必要です。その売り物である講座や教材。テキスト。全部自分で作るなんてできません。印刷も小ロットでは単価がとても高くなります。テキストを自分で作って、小ロットで印刷して販売するなんて無理です。薄いテキストが2千円以上したら誰も買わないでしょう。印刷できないから、プリンタで出力してホチキスで止めたテキストなんて、商品としては無理があります。そんなのに誰も高い料金を支払いたくないでしょ。よって、独自のパソコン教室は、僕は無理だと思います。

パソコン教室の団体に所属していればいいんじゃないの?

フランチャイズに加盟しないで独自のパソコン教室が集まっている団体はたくさんあります。パソ○ー○や○○協とか、いろいろありますね。でも結局月に1万円払ったり、テキストの仕入れが高かったり。特にテキストは更新頻度が少なくて、PDFでもらったりして自分でプリンタで印刷して配れとか。プリンタのインク代も馬鹿になりませんからね。結局、互助会ですから自分達も駆り出されるわけです。そりゃ加盟料を集めている団体は儲かるかもしれないけど、加盟している教室は他のオーナーと交流をはかれるだけ。他のオーナーと話したって、団体の理事たちと飲みに行ったって、彼らがお金をくれるわけではないんです。お金をくれるのは生徒さん、つまりお客さんだけなんです。しっかりお客さんを見て、お客さんを集めて、お客さんに長く通ってもらって。そのためには、良い講座と良いテキスト。これがメインなんですよ。団体の理事からイイハナシを聞いたからって、根性論を聞いたからって、良い講座と良いテキストが無ければ何も始まらないんです。そのためには毎日どこかで講座とテキストを作っている人達が必要なんです。僕たちはパソコン教室の運営だけで精一杯。講座やテキストを毎日作る時間はありません。だからフランチャイズに加盟して、本部で毎日講座とテキストを作ってもらうんです。寂しいから互助会に参加するのは良いと思います。だけどそれだけではパソコン教室は運営できません。それだけは覚えておいてくださいね。

パソコン教室フランチャイズの選び方

パソコン教室フランチャイズには、主に2種類あります。マンツーマン授業のパソコン教室動画コンテンツ利用のパソコン教室この両者の違いは、下記のWebサイトに詳しく書かれています。長い文章ですが、後半のほうに書かれています。必読ですよ。参考になるサイト:パソコン教室開業バイブルこのサイトを読むとわかるのですが、マンツーマン授業のパソコン教室は要注意です。今まで書いてきましたが、パソコン教室フランチャイズに加盟する理由は、良い講座と良いテキストです。マンツーマン授業のパソコン教室のフランチャイズは、テキストは市販のものを買わせることが多く、教材などは無い場合が多いです。なぜかというと、マンツーマンというのは名ばかりで、生徒さんは市販テキストを読みながら自分で学習し、先生は質問に答えるだけだからです。つまり、講座も教材もテキストも無いんです。あるのはノウハウだけ。その、いい加減なノウハウだけ。儲かる儲かると書いてあって、儲けるためには毎日チラシを配ってポスティングしろって。あとは根性。まるで○民みたいな方針ですよね。こんなことやるために独立するつもりじゃなかったはず。良いパソコン教育を提供する、良いパソコン教室を作りたかったはず。でも集合型授業をするのは難しい。その理由も先ほどのサイトに詳しく書かれています。そうなると、動画コンテンツ利用のパソコン教室しか選択肢が無いんですね。僕が加盟しているスタディPCネットは動画コンテンツの授業がとても多くあり、テキストも揃っています。パソコン教室をやってみるとわかりますが、動画コンテンツを利用しないとまわらない。先生がずっとしゃべって教えることはできないです。だって生徒さんが5人来ていたら、どうやって学習進捗の違う生徒さんをまとめて教えることができるんでしょうか。無理です。だから、東京の優れた先生がテキストを読み上げ、パソコン操作をして教える動画コンテンツを見てもらって、質問に答えたり、課題を作ってもらったり、パソコンを学ぶ上でのアドバイスをするのが教室の先生の仕事。これだけでも手一杯。でも生徒さんからすると、授業は東京の優れた先生の動画コンテンツで、指導は教室の先生で。ダブル先生の体制になるわけです。僕はこの方法がベストだと思います。

パソコン教室の中に試験センターを設置すると売上アップ!

パソコン教室ではウィンドウズを覚えてパソコン操作を覚えます。その後、ワードやエクセルなどのソフトウェアを教えます。ほとんどのパソコン教室ではここで終わり。あとはデジカメとかスマホとかを教えるくらい。でも僕が加盟しているスタディPCネットはこれだけではありません。MOSというワードやエクセルの世界標準資格の講座まで準備されています。MOS試験の対策講座を含めると、他のスクールと比べて2倍くらいの量になるんです。僕の経験上、ワードやエクセル、パワーポイントを生徒さんが使いこなせるようになってくると、MOS試験も意識します。特にシニアや主婦は世界標準資格に魅力を感じ、合格を目標にしてくるんです。最初はパソコン操作もままならなかったのに、MOS試験を受けたいって言ってくるんです。先生としてはとても嬉しいですね。スタディPCネットはこれだけではなく、MOS試験会場の設置まで行ってくれます。通常、個人経営のパソコン教室は試験会場の設置ができません。でもスタディPCネットと事業所契約を結ぶことにより、スタディPCネットが申請して僕の教室内に設置してくれるんです。僕はその試験センターを任される形になります。スタディPCネットを通してですが利益もしっかりもらえます。スタディPCネットでコールセンターや、MOS試験会場用のパソコンも設置してくれます。MOS用のパソコンて多くの条件があって、店頭で売っているようなパソコンだとダメなんです。注文すると結構お金がかかるMOS用のパソコンを契約台数分だけ設置してくれるので、これだけでも数十万円の得です。それに加えてコールセンターも無料で付いてきて、試験を受ける人も募集してくれるんです。つまりすべてお任せでできるんです。スタディPCネットのおかげで、毎月安定した数の申し込みがあり、それだけで利益が出ます。事業所契約を結ぶことで、マイクロソフト社のホームページにも教室が掲載され、MOS試験を行っている会社のホームページにも教室が掲載されます。これだけでもSEO効果はかなり上がり、それを見て問い合わせてくる方もいます。今では試験センター無しのパソコン教室経営は有り得ませんね。なんで最初からやらなかったんだろうと後悔するくらい試験センターは重要です。なおMOS試験会場のサポートはスタディPCネットしかやっていないので注目です。

無料の販促活動「Web集客」を利用せよ

パソコン教室に通おうとする人は、インターネット検索でパソコン教室を探すことはできないんじゃないの?と思われるかもしれません。でも実際は、インターネット検索で近所のパソコン教室を探したり、パソコン教室を比べたりするんです。家族が探してあげるケースもありますが、知り合いに教わりながらパソコンやスマホで探してみる方も多いんです。パソコン教室のホームページを外注して作ると何十万円かかかります。スタディPCネットではWebサイトを無料で立ち上げてくれるサービスがあり、それが結構しっかりしていて、SEO効果も高くて、スタディPCネットに切り替えただけで地域で検索トップにまで上がりました。チラシの新聞折り込みやポスティングなどは高い料金が発生します。でもWebサイトは一度作ってしまえばあとは維持費だけなので安いです。スタディPCネットは製作費も維持費も無料なのでぜったり利用すべき。無料体験予約システムが付いているので、コールセンターと組み合わせると自動的に来客が増えていくんです。新聞折り込みで10万円以上使っても2~3件の来校者しか獲得できないのに比べるとWeb集客は神ですね。

パソコン教室で売上を増やす唯一の方法

当たり前な5つのことを実践するだけです。なぜかパソコン教室の業界では、店舗経営する上で当たり前な計算式をしていないオーナーが多いです。脱サラして自分の店を持ちたいという夢を重視しているあまり、肝心な計算をしていないからだと思われます。私はパソコン教室の失敗と成功の両方を経験しました。最初に失敗した原因を追究したら、そもそも儲からない計算だったことに気付きました。もう一度、日本政策金融公庫から資金を借り、儲かる計算に変更したら当月から利益が出始め、今では計算通り安定した利益が確保できるようになりました。パソコン教室は月謝制。実は効率の良いチャリンチャリンビジネスなんです。簡単な計算と、王道の考え方だけでパソコン教室経営は大幅に改善します。パソコン教室のオーナーの方、経験に基づいたこの「当たり前」な計算式。利益を上げたいオーナーであればぜひ読んでみて下さい。このサイトでは「努力しなさい」と曖昧なことで終わらすことはしません。現状で最適な答えも用意しました。経営に秘策はありません。まずは利益の出る計算式を作れるかどうか。パソコン教室は大きい仕入れは無く、設備も一度購入すれば5年は使えます。一度ツボにハマれば利益がずっと継続する、非常に魅力的な商売とも言えます。守るべきは5つのこと。順番に説明します。

① 商品ラインナップの拡充

答え:現状で最大限の講座ラインナップを揃えろ!解決策:オンデマンド学習システムの導入失敗したパソコン教室オーナーの台詞。「うちの講師がウィンドウズの新しいバージョンを教えたがらないんだよね」「お金が無くて新しいパソコンやソフトなんて買えないよ」「受講生はシニアが多いから、古いパソコンでも違いなんてわからないんだよ」「難しいことは講師が教えられないから、基礎だけずっと教えてるんだ」これ全部、死亡フラグ。倒産するパソコン教室オーナーはもれなくこういった発言をします。この台詞を聞いた時点で「この教室は潰れる」と確信。だいたい1年持たずに閉校しますね。ではパソコン教室の一教室だけで、初級から上級、はたまた趣味の分野まで揃えることはできるのでしょうか。答えは「不可能」です。講座内容やテキストを作るのにどれくらいの人員とコストがかかるのでしょうか。OSやソフトのバージョンは常に新しくなるので、講座開発のコストはずっとかかります。そんなこと一教室でできるでしょうか。オーナー自身、もしくは教室の講師がテキストを作る?やめたほうがいいです。一介の講師が片手間に作ったテキストや講座内容。どうせ市販本を適当にまとめただけ。誰がそんなテキストや講座にお金を払いたいと思いますか?自分でもそんなの買いたいと思いますか?そんなコピーして製本セットでまとめただけのお粗末なテキスト。これを解決するには、大手フランチャイズチェーンに加盟するか、業者から仕入れるしかありません。業者も悪いのも善いのもいろいろあります。比較してみましょう。比較ポイントは・ 講座数の豊富さ・ ボリューム(時間数)は十分あるか・ 最新バージョン、旧バージョンに対応しているか・ 初級、中級、上級(資格取得)までまんべんなく網羅しているか・ 趣味の分野にも対応しているか・ テキストの質は高いか・ サポートはしっかりしているか大手フランチャイズも含めて動画教材、テキストなどを知り合いから集めて検証してみました。悪いことを書くと怒られるので結論から書きます。「スタディPCネット」。これがすべての条件を満たしています。それ以外は・・。具体的には書けませんが、まあ調べればすぐわかると思います。スタディPCネットの講座ラインナップは十分あります。これなら来校されたお客様は、講座が無いから入校しないということは起きません。また現在有効なWindows10、Windows8.1、Windows7にすべて対応しているのも安心です。他はサポート終了しているWindowsXPとかWindows8とかを使っていたり。これだとパソコン教室としてまずいですよね。スタディPCネットはWindows10講座をいち早く揃えたことも好印象。今後も安心です。儲かるパソコン教室経営の計算式の最初に来る数字が「講座数」。獲得受講生数(在籍受講生数)に関係します。最も大切なので覚えておきましょう。

② 席数の確保 × 時間数 = コマ数

答え:席数と時間数は限界がある。席の制限を外せ!解決策:トリプルブートPCを利用する。料理店では回転数という重要な言葉があります。しかしパソコン教室は時間単価で料金をもらうので回転数という言葉は通用しません。例月間営業日×席数×時間数×単価=売上この計算で、最大の受講料収入が計算できます。たまに3千円で受け放題、コース料金は別途(じゃあ受け放題じゃないじゃんw)みたいな詐欺まがいなスクールがありますが、こんなの儲かるわけがないので論外です。まっとうなパソコン教室なら、1時間いくらで計算します。月8時間コース1万2千円などですね。この場合は単価1,500円になります。教室に5席あり、営業時間は13時から21時まで、休憩1時間入れて7時間とします。定休日は日・月・祝日として月間20日の営業日とします。20×5×7×1,500=1,050,000つまり、毎日満席だと100万円以上の売上が見込めます。これに席の占有率を掛けてみます。占有率が50%だとこの半分。つまり売上は50万円程度。まあ何とかやっていける売上にはなりますね。でもちょっと待ってください。よくある悪い例では、5席のうち3席はWindows7、あとの2席はWindows8しか使えませんとか。え?Windows10は無いの?、とか。しかもサポート終了したWindows8?ダメじゃん(笑)。Officeも2010しかなくて、1席だけ2013をいれているとか。じゃあ最新のPCを持っている受講生さんは受けられないの?「2010も2016も同じですよ(とあるオーナー)」、嘘つき!そんなわけないだろ、全然違うわ!席に条件付きの制限がかかっている場合、その係数も掛けるべきです。つまり、席の利用に制限がかかっていると、計算式のコマ数に影響が出ます。では具体的にどうすればいいのでしょうか。全席ですべての講座を受けられるようにする。これだけです。そのためには、Windows10、Windows8.1、Windows7の3つのOSバージョン。Office2016、Office2013、Office2010の3バージョンがインストールされている必要があります。3台のPCを置くのも大変でコストもかかるので、1台のPCで3つのWindowsを切り替える「トリプルブート」のPCを置けば解決します。トリプルブートPC。これは素人では組めませんし、市販されていません。ただ先ほど書いた「スタディPCネット」では格安で提供してもらえます。しかも故障時にすぐ修理してもらえるなどのメンテナンスサポートもあります。スクール名は挙げませんが、大手フランチャイズの中には、型落ちしたPCを30万円で売りつける本部もあります。スタディPCネットでは6万5千円以下でトリプルブートPCを提供してくれますしキャンペーンなどもありますので、まずは料金などを問い合わせて下さい。

③ 時間単価(月謝を時間数で割る)

答え:最低でも時間単価1,500円以上を死守すべき!解決策:動画教材(Eラーニングを除く)を導入する!あれ?なんで動画教材を導入すると時間単価が増えるの?と疑問に思った方。これは実際に調査するとわかります。・ 動画教材を利用したフランチャイズチェーン:時間単価1,500円以上・ Eラーニングを利用した業者:時間単価1,500円弱・ 自習方式のフランチャイズチェーンや個人教室:時間単価1,000以下が多い僕が調べた結果はこうでした。動画教材というのは、全部フル画面の動画で授業を収録している教材です。わかるとできる、ハローパソコン、スタディPCネットがそうですね。DVDや専用システムで再生されます。その教室でしか観ることができないですし、有名講師の授業が受けられるので時間単価が高くなっています。逆に言うと、高くしても受講してもらえる理由があるということです。Eラーニング教材とは、FlashアニメやWebページで教える教材です。全編動画と違って安っぽさは否めません。そのため時間単価を抑えている教室が多いです。ウォンツ、コスモトピア、ぱそとも講座などが挙げられます。自習方式とは、ただ市販テキストや教室オリジナルテキストを見ながら受講生が自分で勉強する方式。これでは高い月謝を取ることができず、「3千円受け放題!」とか謳って、実際はコース料金は別途などで回収するスクールがあります。もし3千円で月間10時間受けたらどうなるでしょうか。時間単価300円です。②の計算式に入れると、満席で20万円程度が最高売上になります。これにコース料金入れてもジリ貧です。儲かるのは開校当時、つまり全員コース料金が発生する時期だけです。開校1年もしたら良くて月間4~5名の新規入会で稼ぐしかありません。でもコース料金って前受金なんですよね。1年間の期間だったら1年間教えるという役務が発生します。コース料金を先に使ったらいけないんですよね。閉校する時に夜逃げが多いのがこの方式です。おススメは、またかと言われるかもしれませんが、スタディPCネットです。なぜならコストが安い。フランチャイズに加盟してもしなくても、他に比べて加盟料や配信料がとても安い。しかもDVDではなく専用システムなので、Windowsやソフトの画面が変わってもすぐに教材が修正されて配信されるので安心なのも重要ですね。画面が違うと受講生さんから毎回質問が来ちゃいますから

④ その他の利益

答え:受講料以外に収入を増やす解決策:テキスト収入、PC販売、Webサイト制作などパソコン教室のテキストの仕入れは結構高いです。なぜなら、フランチャイズ本部はテキスト販売の利益が重要だからです。教室が受講生にテキストを販売しても、喜ぶのは本部だけなんですよね。でも(またかと思われますけど)スタディPCネットのテキストは全然違うんです。他が2千円くらいで売りつけるテキストを、一番薄いテキストの場合は仕入れが300円(税込!)なんです。でもテキストの品質は一番良くて、紙質も印刷も最高です。300円で仕入れて900円で販売すれば600円の利益。それを月に20冊販売すれば1万2千円です。まあ20冊も販売できるのかと言う問題もありますが。でも光熱費くらいをテキスト収入で稼ぐと考えることもでき、小さいですがテキスト収入は必須です。スタディPCネットは他に、受講生向けのPC販売やWebサイト制作(サーバ代月額、すべて本部にお任せ)などの販売も教室で行うことができます。全部行えば食事代くらい稼げそうですね。特にWebサイト制作などは毎月利益が入るので小さいチャリンチャリンビジネスになりそうです。

⑤ コスト削減

答え:Webサイト制作、新聞折り込み、チラシ、ポスティングなどのコストを見直せ解決策:販促物サポートが料金込みの本部に任せるフランチャイズに加盟していれば販促物の制作や利用、業者への仲介などをやってくれます。WebサイトについてはSEO対策が強いかどうか、デザインセンスはどうかなど。別料金の本部などもありますので、コストの削減や宣伝効果の向上などを総合的に考えて最も良い本部を選びましょう。この5つのことですが、全然大変なことではありません。読むとわかりますが、ただ本部に任せるだけですから。お金が無いからと言って自分でやろうとするから失敗します。そんな世の中甘くありません。餅は餅屋。パソコン教室はパソコン教室屋。絶対に専門家に任せるべきです。問題なのはこの業界、専門家でもないのにパソコン教室フランチャイズをやっている輩がいることです。ちゃんとしたパソコン教室フランチャイズに任せなければなりません。騙されちゃダメです。

Posted by sakata